「うちの床でも清掃ロボットは使えるの?」——導入を考えたとき、まず気になるのが床材(床の素材)との相性です。タイル、塩ビ、石材、カーペット。床にはいろいろな種類があります。答えを先に言うと、かたくて平らな床はおおむね得意です。ただし床は現場ごとに状態が違うので、最後は現地確認とデモ(お試し運転)で判断するのが確実です。この記事では、床材ごとの相性の傾向と、確認のポイントを4種類に分けて解説します。
床材で清掃ロボットの相性が変わる理由
清掃ロボットの仕事は、大きく分けて3つの動きでできています。走る(走行)、ゴミを吸う(吸引)、そして水で拭く(水拭き)です。床材によって、この3つの得意・不得意が変わります。
例えるなら、同じ自転車でも、舗装された道と砂利道では走りやすさがまったく違いますよね。ロボットも同じで、かたくて平らな床はスイスイ走れますが、やわらかい床や段差の多い床は苦手になりやすいのです。

タイル・塩ビ・石材・カーペット、床材別の相性早見表
| 床材 | 走行 | 吸引 | 水拭き | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| タイル | ○ | ○ | ○ | 目地の深さ、すべり止め加工 |
| 塩ビ(ビニル床) | ○ | ○ | ○ | ワックスとの組み合わせ |
| 石材 | ○ | ○ | △ | 石の種類により水・洗剤に注意 |
| カーペット | △ | △ | × | 水拭き不可。毛足の長さ次第 |
※あくまで一般的な傾向です。同じタイルでも状態はさまざまなので、対応できるかどうかは現地確認とデモで判断します。
タイル
エントランスやトイレ前でよく見る床です。かたくて平らなので、走行も水拭きも得意なことが多い床材です。気をつけたいのは目地(タイルとタイルのすき間)。目地が深いと、ガタつきや拭き残しが出ることがあります。雨の日用のすべり止め加工がある床も、拭き心地が変わるのでデモで確認しましょう。なお、屋外用の凹凸(おうとつ)が大きいタイルは苦手なことが多いです。
塩ビ(ビニル床シート・Pタイル)
オフィス、病院、介護施設でいちばんよく見かける床です。表面がなめらかで、相性がいいことが多い床材です。病院や介護施設でロボットの導入が進んでいるのも、この床が多いからです。ワックスがけをしている床は、ワックスの種類と水・洗剤の組み合わせで仕上がりが変わることがあるので、事前に伝えておくと安心です。
石材(御影石など)
高級感のあるロビーに多い床です。走行は問題ないことが多いのですが、水拭きは注意が必要です。水を吸い込みやすい石や、ツヤが命の石では、水や洗剤が合わない場合があります。石の種類を確認したうえで、拭き方を決めます。
カーペット
カーペットの水拭きは基本的にできません。じゅうたんに水をこぼしたときのことを想像すると分かりやすいですよね。乾かないし、しみになります。ゴミの吸引は毛足(毛の長さ)次第で、短い毛のタイルカーペットなら対応できる場合もあります。ここはとくにデモでの確認が大事なところです。
床材よりも見落としやすい3つのチェックポイント
実は、床材そのものより、まわりの環境でつまずくことも多いのです。例えるなら、車選びで車種ばかり気にして、駐車場の広さを忘れてしまうようなものです。次の3つを先に見ておきましょう。
- 段差とスロープ: 部屋の境目の見切り材や敷居など、小さな段差が意外な壁になります。
- 通路の幅と障害物: いすや台車が出しっぱなしの通路は、ロボットが迂回(う回=よけて通ること)を繰り返します。
- 水を使える環境: 水拭きをするなら、給水と排水の場所も確認しておくとスムーズです。
迷ったら「現地確認とデモ」がいちばん早い
ここまで読んで「うちの床はどっちだろう」と迷ったら、現地確認とデモで実際に動かしてみるのが、いちばん早くて確実です。TakaLabotはレンタル専門なので、初期費用0円・契約6か月からと、試しやすい仕組みになっています。メンテナンス費用も月額に含まれています。対応エリアは九州7県です。

デモで見るべき3つのポイント
現地デモまで進んだら、次の3つを自分の目で確かめてください。
- 拭き残しの場所: 壁ぎわや目地のまわりなど、どこが残りやすいかを見ます。残る場所が分かれば、人の仕上げをそこに集中させられます。
- 段差や床の境目の通過: 床材が切り替わる場所を、実際に通らせてみます。引っかかるようなら、ルートから外すか、進入禁止の設定で対応します。
- 床が乾くまでの時間: 水拭きのあと、どれくらいで乾くか。人が通り始める時間から逆算して、稼働する時間帯を決められます。
機種ごとの得意分野と料金
- OMNI(月9,800円〜・税別): 小型。かたい床の水拭きと小回りが得意。
- KIRA(月42,000円〜・税別): 中型。ゴミの吸引が得意で、1時間に約525㎡。
- ONE(月75,000円〜・税別): 大型。広い床の洗浄が得意で、1時間に約1,200㎡。
3機種の詳しい違いは3機種の徹底比較記事をどうぞ。油汚れなど「汚れの種類」との相性は惣菜コーナー前の油汚れの記事が参考になります。
よくある質問
Q. ワックスがけした床でも使えますか?
A. 使えることが多いですが、ワックスの種類と洗剤の相性があります。ワックスの銘柄や塗った時期が分かると、現地確認がスムーズです。
Q. 畳やフローリングはどうですか?
A. 畳は水拭きに向かないことが多い床です。フローリングは表面の塗装や状態によって変わります。どちらも現地確認とデモで判断させてください。
Q. 1つのフロアに複数の床材が混ざっています。
A. 走行ルートの設定で「この床はここまで」と区切って対応できる場合があります。フロア図を見ながらご相談ください。
Q. 工場のコンクリート床はどうですか?
A. 塗床(とゆか=塗装で仕上げたコンクリート)なら対応できる場合があります。ほこりや油の量によっても変わるので、現地確認でご相談ください。
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