この記事の結論:ショッピングモールの床清掃は、①開店前・閉店後に広い通路をロボットでまとめて仕上げる、②営業中は人がこぼれ・汚れにすぐ対応する、③エリアごとに担当を決める、の3つで自動化できます。広い床を洗える大型ロボットONEは月75,000円〜(税別)です。
ショッピングモールや大型の商業施設は、床がとにかく広い施設です。長い通路、吹き抜けの広場、フードコート。毎日たくさんのお客さんが歩くので、床はすぐに汚れます。
一方で、清掃スタッフは集まりにくくなっています。開店前の短い時間に、広い床を人の手だけで仕上げるのは、年々むずかしくなってきました。この記事では、ショッピングモールの床清掃を自動化する3つのコツを、やさしく紹介します。
ショッピングモールの床清掃がむずかしい理由
- とにかく広い — 通路と広場だけで数千㎡になることもあります。
- 時間が短い — 開店前の1〜2時間に、全部を仕上げる必要があります。
- 汚れの種類が多い — 砂ぼこり、飲みこぼし、フードコートの油、雨の日の泥。
- 人が集まらない — 早朝や夜の清掃は、特に人が見つかりにくい時間帯です。
例えば、3,000㎡の通路を人がモップで仕上げると、数人がかりで何時間もかかります。これを毎日くり返すのは、人にとって大きな負担です。
コツ①:開店前・閉店後に、広い通路をロボットでまとめて仕上げる
いちばん効果が大きいのは、お客さんのいない時間に、広い通路と広場をロボットに任せることです。
大型の清掃ロボットONEは、床を洗いながら汚れた水を回収するタイプで、床洗浄なら1時間に約1,200㎡をそうじできます。3,000㎡の通路なら、計算上は3時間ほどで1周できる速さです。閉店後に動かしておけば、翌朝は洗い上がったきれいな床で開店できます。
実際に、宮崎県内のスーパーでは、開店前と閉店後にロボットが床をそうじする運用をしています。お客さんの出入りが多く、持ちこまれる砂が多い店舗ですが、点検のときにはロボットにたくさんのほこりがたまっていて、しっかり汚れを取れていることがわかります。

コツ②:営業中は「人がすぐ動く」体制にする
営業中の床は、どうしても突然汚れます。飲み物をこぼした、雨で入口が濡れた、フードコートで食べ物が落ちた。こうした「今すぐ」の汚れは、人がすぐに対応するのがいちばんです。
ロボットが広い床の定時清掃を引き受けてくれると、スタッフは見回りと、突然の汚れへの対応に集中できます。例えるなら、ロボットが「毎日の大そうじ係」、人が「すぐ駆けつける救急係」という分担です。お客さんから見ても、汚れにすぐ気づいて対応してくれるモールは安心できますよね。
コツ③:エリアごとに担当を決める
モールの中には、ロボットが得意な場所と、人のほうがいい場所があります。
| エリア | おすすめの担当 |
|---|---|
| メイン通路・吹き抜け広場 | ロボット(ONE) |
| フードコートの客席まわり | 椅子の下はOMNI、テーブル拭きは人 |
| トイレ・授乳室 | 人 |
| エスカレーター・階段 | 人(ロボットは段差を越えられない) |
| 店舗の中 | 各テナントのルールに合わせる |
このように分けると、ロボットに任せる範囲がはっきりして、人の配置もしやすくなります。

フードコートの床をきれいに保つコツ
モールの中でも、フードコートは床がいちばん汚れやすい場所です。食べこぼし、飲みこぼし、そして油。お客さんが座る場所なので、床の汚れは特に目立ちます。
- ピークの後にすぐ拭く:お昼や夕方の混雑が落ち着いたら、テーブルまわりの床をすぐに拭き取ります。時間がたつと、こぼれた物がこびりつくからです。
- 椅子の下は低いロボットに:客席の椅子やテーブルの下は、人がかがんでそうじするとたいへんです。高さ約10cmのOMNIなら、椅子の下に入りこんで吸引と水拭きができます。
- 油汚れは洗浄で:床にうすく広がった油は、からぶきでは落ちません。閉店後にONEで床を洗うと、次の日の床のべたつきが減ります。
例えば、閉店後にONEが通路とフードコートの床を洗い、客席の下をOMNIが仕上げておけば、朝のスタッフはテーブル拭きから始めるだけで済みます。油汚れについては惣菜コーナー前の油汚れに清掃ロボットは使えるかも参考になります。
導入前に確認したい3つのポイント
- 床の素材 — 石材・タイル・塩ビなど、素材によって合うそうじ方法が変わります。床材の相性ガイドも参考にしてください。
- 充電と給水の場所 — 大型ロボットは水を使うので、給水・排水ができる場所の近くに待機場所をつくります。
- 夜間の警備との連携 — 閉店後に動かす場合は、警備の巡回ルートや、シャッターの開閉時間と重ならないように決めます。
夜に動かすか朝に動かすかの考え方は、スーパーの清掃ロボットは夜間か早朝かがそのまま参考になります。
よくある質問
Q. 営業中の通路でも動かせますか?
A. センサーで人や物をよけながら動くので、営業中に動かすこともできます。ただ、人の多いモールでは、開店前・閉店後にまとめて仕上げる使い方のほうが安心です。
Q. 1台で全館をまかなえますか?
A. 広さと清掃時間しだいです。例えば、閉店後に使える時間が6時間なら、ONE1台で計算上は約7,000㎡の床洗浄ができます。フロアが分かれている場合は、フロアごとの台数を相談しましょう。
Q. 費用はどれくらいですか?
A. ONEは月75,000円〜(税別)のレンタルで、初期費用0円、メンテナンスと消耗品込みです。契約は最低6ヶ月からです。
Q. テナントの店内もそうじできますか?
A. 店内は各テナントのルールや営業時間があるので、まずは共用の通路と広場から始めるのがおすすめです。店内まで広げるかは、テナントと相談して決めましょう。
まとめ:広い床はロボット、突然の汚れは人
ショッピングモールの床清掃は、お客さんのいない時間に広い床をロボットで仕上げ、営業中は人がすぐに動く体制にすることで、少ない人数でも回せるようになります。まずは自施設の広さで、どれくらいの時間でそうじできるかを確かめてみましょう。
