エントランス、廊下、エレベーターホール。オフィスビルの共用部は、毎日たくさんの人が通ります。それなのに、掃除をする人はなかなか集まりません。「求人を出しても応募が来ない」「今のスタッフに負担が集まっている」。そんな悩みを持つビルオーナー様や管理会社様に向けて、共用部の床清掃をロボットに任せる方法を、3つのステップでやさしく説明します。月9,800円(税別)から始められます。
オフィスビルの共用部清掃が大変な3つの理由
まず、なぜ大変なのかを整理してみましょう。理由は大きく3つあります。
1つめは、床の面積がとても広いこと。共用部は「ビルの顔」なので、毎日すみずみまできれいにする必要があります。エントランスから各階の廊下まで合わせると、掃除する床はかなりの広さになります。
2つめは、掃除できる時間が限られること。人の多い日中は、モップや機械を出しにくいですよね。そうなると早朝か夜間に掃除することになりますが、その時間帯に働ける人を集めるのは、日中よりさらに難しいのです。
3つめは、そもそもの人手不足です。国の資料(厚生労働省の省力化投資促進プラン)によると、ビルメンテナンス業の有効求人倍率は約2〜3倍。例えるなら、応募者1人を2〜3社で取り合っている状態です。詳しくは清掃業の人手不足・離職率の記事でも解説しています。
オフィスビルの清掃をロボット化する3つのステップ
「ロボット化」というと大がかりに聞こえますが、やることはシンプルです。次の3ステップで進めます。

ステップ1 ロボットに任せる場所を決める
最初に決めるのは「どこをロボットに任せるか」です。基本の考え方はかんたんで、広い床はロボット、細かい所は人、という分担です。
| 場所 | 担当 |
|---|---|
| エントランス・ロビーの床 | ロボット |
| 廊下・エレベーターホールの床 | ロボット |
| トイレ・給湯室 | 人 |
| ドアノブ・手すりの拭き上げ | 人 |
| ゴミ回収・細かい仕上げ | 人 |
例えるなら、食洗機に皿洗いを任せて、その間に料理をするようなものです。時間のかかる床掃除をロボットに渡すと、人は人にしかできない仕事に集中できます。スタッフを減らすためではなく、今いるスタッフの負担を軽くするための分担です。
ステップ2 広さに合わせて機種を選ぶ
TakaLabotでは、大きさの違う3つの機種をレンタルでご用意しています(金額はすべて税別の目安です)。
- OMNI(月9,800円〜): 小型で水拭きが得意。通路や小さめのロビーに。
- KIRA(月42,000円〜): 中型でゴミの吸引が得意。1時間に約525㎡を掃除。
- ONE(月75,000円〜): 大型で床洗浄が得意。1時間に約1,200㎡。広いエントランスや長い廊下に。

どれが合うか分からないときは、無料の機種診断で、広さと使い方からおおよその答えが出せます。
ステップ3 デモで試してから本格導入する
いきなり契約する必要はありません。車を買う前に試乗するのと同じで、まず現地確認とデモ(お試し運転)で、実際のビルの床でうまく動くかを確かめます。段差やスロープ、床材との相性は建物ごとに違うので、ここで一つずつ確認します。
デモで納得できたらレンタル開始です。初期費用は0円、契約は6か月から。メンテナンスや消耗品の費用も月額に含まれています。九州7県は現地対応いたします。
費用はどれくらい?月9,800円からの実例
「本当に元が取れるの?」という点は、実際の現場の数字が参考になります。県内のある病院では、3人がかりだった清掃が2人体制になり、週24時間分の人件費を削減できました。県内のある看護大学では、人員1名分、月に約15万円のコスト削減につながっています。
例えば月9,800円のOMNIは、時給1,121円(2025年度の全国平均の最低賃金)のパートさん約9時間分の金額です。週にたった2時間分ほどの人件費で、ロボットが毎日働いてくれる計算になります。委託契約を見直すときは、ロボットで浮いた時間をどの仕事に振り向けるかまで決めておくと、品質を落とさずに費用を下げられます。費用の考え方は業務用清掃ロボットの費用の記事で詳しく解説しています。
導入前に知っておきたい、よくあるつまずき
スムーズに始めるために、先にありがちなつまずきも知っておきましょう。
- 通路に物が多いまま始めてしまう: いすや看板、傘立てが出しっぱなしだと、ロボットはよけてばかりで掃除が進みません。導入前に「床に置くものを減らす」だけで、仕上がりが大きく変わります。
- テナントへのお知らせを忘れる: 夜間に機械が動くことを先に伝えておくと、問い合わせや誤解を防げます。掲示物1枚で十分です。
- スタッフに目的を伝えない: 「人を減らすための機械」と誤解されると、現場の協力を得にくくなります。「負担を減らすための分担です」と最初に説明しておくのが、定着の近道です。
よくある質問
Q. 夜、誰もいないビルで動かして大丈夫ですか?
A. はい、無人での稼働はロボットの得意分野です。病院でも18時から夜中の時間帯に動かしている例があります。最初に現地確認で走行ルートを設定すれば、あとは決まったコースを繰り返し掃除します。
Q. エレベーターで別のフロアに移動できますか?
A. ビルの設備との連携は、建物によってできることが変わります。基本はフロアごとの運用から始めるのがおすすめです。詳しくは現地確認のときにご相談ください。
Q. 清掃スタッフを全員置きかえるものですか?
A. いいえ。ロボットが担当するのは床だけです。トイレや拭き上げなど、人にしかできない仕事はたくさん残ります。人を減らすのではなく、集まらない求人を無理に増やさなくてすむようにする、という考え方です。
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