この記事の結論:清掃ロボットが得意なのは「広くて平らな床を、毎日同じ品質でそうじすること」。苦手なのは階段・段差、トイレや手すりなどの細かい所、汚れの判断です。床はロボット、細かい所は人と分ければ、月9,800円〜(税別)から清掃の負担を大きく減らせます。
「清掃ロボットって、どこまでやってくれるの?」「全部任せられると思ったら、案外できないことも多いのでは?」——導入を考えている方から、よく聞かれる質問です。
清掃ロボットは魔法の道具ではありません。でも、得意なことを知って上手に任せれば、とても頼りになる相棒です。この記事では、清掃ロボットにできること・できないことを早見表にまとめ、人との上手な分担のしかたを紹介します。
清掃ロボットにできること・できないこと早見表
まずは全体を一覧で見てみましょう。◎はとても得意、○は条件つきでできる、×はできない、です。
| 作業 | ロボット | ひとこと |
|---|---|---|
| 廊下・ロビーの床のほこり取り | ◎ | いちばんの得意分野 |
| 床の水拭き・洗浄 | ◎ | 機種による(OMNIは水拭き、ONEは洗浄) |
| 夜間・休みの日の清掃 | ◎ | 人のいない時間に自動で動く |
| 椅子・テーブルの下 | ○ | 低い機種(OMNI)なら入りこめる |
| 部屋のすみ・壁ぎわ | ○ | ほぼ届くが、角の奥は人の仕上げが必要なことも |
| 階段・大きな段差 | × | センサーで止まるが、そうじはできない |
| トイレ・洗面台・水回り | × | 人の仕事 |
| ガラス・壁・手すりの拭き上げ | × | 人の仕事 |
| こびりついた汚れの判断・しみ抜き | × | 人の目と手が必要 |
ひとことで言えば、ロボットは「床の係」です。床の上なら毎日コツコツ働いてくれますが、床から上の作業や、判断が必要な作業は人の出番です。

ロボットが「得意」な理由
ロボットが床そうじに向いているのは、疲れないし、手を抜かないからです。毎日決まったルートを、決まった時間に、同じ品質でそうじします。
例えば、人がモップがけをすると、疲れている日や急いでいる日は、どうしても端のほうが甘くなります。ロボットにはそれがありません。宮崎県内の病院でも、ロボットを入れてから「床がきれいになった」「ムラがなくなった」という声が出ています(導入事例はこちら)。
もう1つの強みは、人のいない時間に働けることです。夜のうちに床を終わらせておけば、朝はきれいな状態から一日を始められます。
ロボットが「苦手」なこと、どうカバーする?
階段・段差
清掃ロボットは階段を上り下りできません。段差の手前ではセンサーで止まって、落ちないようにできています。階段や大きな段差は、これまでどおり人がそうじします。
細かい所・床から上
トイレの便器、洗面台、手すり、ドアノブ、ガラスなどは、人の仕事です。ここは「人にしかできない、いちばん大事な仕事」と考えましょう。ロボットが床を引き受けるぶん、こうした所をていねいに仕上げる時間が生まれます。
床に置かれた物
床にコードやビニール袋、小物が落ちていると、ロボットが巻きこんで止まることがあります。動かす前にさっと床を見回すのがコツです。例えるなら、ロボット掃除機を使う前に、家で床の靴下を拾っておくのと同じです。

機種によって「できること」は変わる
ひとくちに清掃ロボットといっても、機種によって得意なことがちがいます。TakaLabotの3機種で比べてみましょう。
| 機種 | できること | 月額(税別) |
|---|---|---|
| OMNI | 吸引+水拭き。高さ約10cmで椅子やテーブルの下に入れる | 9,800円〜 |
| KIRA | バキューム専用。長い廊下を1時間に約525㎡ | 42,000円〜 |
| ONE | 床洗浄+吸引。広い床を1時間に約1,200㎡洗える | 75,000円〜 |
つまり「水拭きしたい」ならOMNIかONE、「とにかく長い廊下のほこりを取りたい」ならKIRA、というように、やりたいことで機種を選びます。例えば、食べこぼしのある食堂を水拭きしたいのに、バキューム専用のKIRAを選ぶと「できない」になってしまいます。選び方はOMNI・KIRA・ONEの選び方で詳しく解説しています。
上手な分担のしかた:3ステップ
- そうじの場所を「床」と「床以外」に分ける — 床はロボット候補、床以外は人の担当です。
- 床の中で「広くて平ら」な所を選ぶ — 廊下、ロビー、売り場の通路など。ここからロボットに任せます。
- ロボットの時間と、人の時間を分ける — ロボットは夜や早朝、人は日中の細かい仕事と見回り、という分け方がおすすめです。
この分担を先に決めておくと、「思っていたのと違った」という失敗を防げます。気をつけたい点は清掃ロボットのデメリット5つと後悔しない選び方で正直にまとめています。
よくある質問
Q. カーペットの床もそうじできますか?
A. 毛の短いカーペットなら吸引でそうじできる機種があります。ただ、水拭きや洗浄はカーペットには向きません。床の素材ごとの相性は床材の相性ガイドをご覧ください。
Q. 人がいる時間に動かしても大丈夫ですか?
A. センサーで人や物をよけながら動くので、営業中に動かすこともできます。心配な場合は、人の少ない時間帯を中心に動かしましょう。
Q. 結局、スタッフは何人減らせますか?
A. 施設によって違います。大事なのは「人を減らす」より「床にかけていた時間を、ほかの仕事に回す」ことです。宮崎県内の大学では、長い廊下をロボットに任せて、人員1名分・月約15万円のコスト削減につながりました。
Q. ロボットが途中で止まってしまったら?
A. 多いのは、床の物に引っかかった、充電が少なくなった、という理由です。物を取りのぞいて再スタートすれば、たいていは動き出します。故障のときは、メンテナンス込みのレンタルなので追加の修理費はかかりません(修理・故障の記事)。
まとめ:ロボットは「床の係」、人は「仕上げの係」
清掃ロボットにできることは「広い床を毎日同じ品質でそうじすること」。できないことは、細かい所と判断が必要な作業です。この線引きを知って分担すれば、ロボットは頼れる相棒になります。まずは自施設の床の広さで、どこまで任せられるか確かめてみましょう。
うちの床、どこまで任せられる?
広さと人数を入れるだけ。合う機種と削減の目安が1分でわかります。
お電話:0985-25-8265(平日9:00〜17:00)
