複数の店舗を運営するスーパーでは、清掃品質のばらつきが悩みになります。ある店舗は床がきれいに保たれている。別の店舗では出入口や惣菜コーナー前の汚れが目立つ。店長やスタッフの意識だけに頼ると、店舗ごとの差が出やすくなります。
本部や店舗運営部門にとって大切なのは、どの店舗でも一定の清潔感を保てる仕組みを作ることです。ONEのような清掃ロボットは、多店舗の床清掃を標準化する(どの店でも同じ基準に揃える)ための有効な手段になります。
清掃品質は店舗ごとに差が出やすい
スーパーの清掃は、店舗の立地、スタッフの人数、売場の広さ、外注の範囲によって大きく変わります。郊外店では土砂が多く、惣菜が強い店舗では油汚れが目立ちます。忙しい店舗ほど、床掃除が後回しになることもあります。
本部が清掃ルールを決めても、現場で毎日同じ品質を保つのは簡単ではありません。人手不足の中で、掃除のためだけに十分な時間を確保するのが難しいからです。

ロボットなら清掃範囲と時間をルール化しやすい
清掃ロボットのメリットは、同じ時間に、同じルートで、同じ範囲を掃除しやすいことです。ONEを使えば、開店前に外周通路、閉店後に中通路、営業中は惣菜前だけ、というように店舗ごとの運用ルールを作れます。例えるなら、店ごとにバラバラだった掃除のやり方に、共通の「時間割」を持たせるイメージです。
もちろん、すべての店舗をまったく同じ設定にする必要はありません。田んぼや畑が近い店舗、惣菜売場が広い店舗、来店のピークが違う店舗では、掃除のルートも変えるべきです。それでも「ロボットで毎日ここまでは掃除する」という基準を作れることが、大きな価値です。
多店舗管理では、完璧な手作業よりも「毎日ブレずに実行される仕組み」が重要です。ONEは床清掃の標準化に向いています。
標準化は4ステップで進める
多店舗への展開は、一気に進める必要はありません。次の4ステップで少しずつ進めると、無理なく定着します。

STEP1:基準を決める。「どの範囲を・どの時間帯に・どのくらいの回数で」掃除するかを本部で決めます。STEP2:1店舗でデモ。汚れが目立つ店舗や人手不足が大きい店舗で、効果と運用を確かめます。STEP3:ルール化。デモの結果をもとに、店舗ごとの走行ルート・時間を設定します。STEP4:横展開。できあがった運用をほかの店舗へ広げ、「毎日ここまではロボットが掃除する」という共通の最低ラインをつくります。
横展開のときは、最初の店舗で得たノウハウ(警備解除との時間合わせ、品出しの動線との調整、給水場所の決め方など)をそのまま運用マニュアルにしておくと、2店舗目からの立ち上げが早くなります。
店舗タイプ別の運用イメージ
基準は共通でも、走るルートや重点エリアは店舗の特徴に合わせて調整します。
| 店舗タイプ | 目立つ汚れ | 運用の重点 |
|---|---|---|
| 郊外店(田畑が近い) | 土砂・泥 | 早朝に出入口・外周を重点清掃 |
| 惣菜強化店 | 油分・食品くず | 惣菜前を営業中もスポット清掃 |
| 大型店・繁忙店 | 通路全体のホコリ・黒ずみ | 閉店後に中通路まで広範囲清掃 |
除塵と水拭きができる機種を基準にする
複数店舗でロボットを考える場合は、機種選びも大事です。スーパーの床には、ホコリだけでなく土砂や油汚れもあります。除塵(ゴミやホコリを取ること)だけの機種では、惣菜前や出入口の汚れに対応しきれない場合があります。
ONEは除塵から水拭きまで1台で対応できるので、スーパー向けの標準機として考えやすい機種です。売場が広い店舗、汚れが多い店舗、掃除の回数を安定させたい店舗に向いています。機種選びの考え方はタンク容量と水拭き性能の記事で詳しく解説しています。

月額レンタルだから、1店舗ずつ広げられる
ONEは月額75,000円(税別)のレンタルで、メンテナンス・修理費用込みです。購入と違ってまとまった初期投資がいらないので、「まず1店舗で試して、効果を見てから増やす」という多店舗ならではの進め方がしやすくなっています。台数は展開の進み具合に合わせて調整できます。
店舗ごとの費用感は料金シミュレーションで試算できます。複数店舗でまとめて検討したい場合は、お気軽にご相談ください。
よくある質問
Q. 全店舗に一斉導入しないと効果が出ませんか?
A. いいえ。むしろ1店舗でのデモ・お試し運用から始めるのがおすすめです。効果と運用ノウハウを確かめてから広げる方が、現場にも定着しやすくなります。
Q. 店舗ごとに機種を変えることはできますか?
A. はい。売場が広く汚れの多い店舗はONE、バックヤードや事務所中心ならOMNI(月額9,800円〜・税別)など、店舗の条件に合わせた組み合わせができます。機種の組み合わせは後から見直すこともできるので、まずは今に合う構成で始めるのがおすすめです。
Q. 本部ではどのように管理すればよいですか?
A. 「店舗名・稼働時間帯・清掃範囲・担当者」を一覧にしておき、店舗巡回のチェック項目に床の状態を加えるのがシンプルで効果的です。日々の床掃除が仕組みになっていれば、巡回では例外的な汚れの確認に集中できます。
Q. 導入効果はどうやって確認すればよいですか?
A. 「床掃除にかけていた時間」「外注の範囲・回数」「店舗巡回時の床の状態」を導入の前後で比べるのがわかりやすい方法です。基準づくりの段階から一緒に整理できます。
まとめ:本部主導で清掃を仕組み化する
複数店舗の清掃品質を安定させるには、現場の努力だけに頼らない仕組みが必要です。ONEを活用すれば、床掃除の範囲、時間帯、回数を店舗ごとに設定し、清潔感を保つ基準を作りやすくなります。
まずは汚れが目立ちやすい店舗や、人手不足が大きい店舗でデモを行い、効果を確かめるのがおすすめです。
