「私は何をしているんだろう。掃除のために入ったんじゃないのに」——介護現場で働く職員から、こんな声が上がることがあるそうです。2026年7月、介護施設のケアプランに携わるケアマネージャーの方に、清掃ロボット導入についてお話を伺いました。この記事では、そのヒアリングで実際に出た質問をもとに、介護施設での清掃ロボット月額レンタルのデメリットや疑問に、Q&A形式で正直にお答えします。
介護施設で掃除ロボットは本当に役立つ?まず結論から
結論から言うと、床のそうじをロボットに任せるだけでも、介護スタッフの負担はぐっと軽くなります。月額9,800円〜(税別)のレンタルなら初期費用は0円、まずは半年・1フロアからお試しできます。とはいえ「本当に使えるの?」という不安もありますよね。この記事では、介護の現場を知るケアマネージャーに聞いた本音のQ&Aで、費用・夜間の音・故障したときの対応まで、正直にお答えします。(病院での実例は3人がかりの清掃が2人になった導入事例もどうぞ。)
Q1. 月額レンタルのデメリットは? 正直なところを教えてください
良いことばかりではない点を、先にお伝えします。デメリットは大きく3つです。
① ロボットが担当できるのは床の清掃だけです。窓ガラスや壁、手すりの消毒などは引き続き人の仕事として残ります。「施設の掃除がすべてなくなる」わけではありません。
② 月額費用が発生し続けます。TakaLabotのレンタルは月額9,800円〜(税別)ですが、使い続ける限り費用はかかります。浮く人件費や職員の時間と見合うかどうか、導入前の試算が欠かせません。
③ 導入時に多少の準備が必要です。走行ルートの設定や充電場所の確保など、初回の環境づくりに手間がかかります(設定は現場サポートでお手伝いします)。
デメリットはこの3点にほぼ集約されます。以降は、ヒアリングで実際に出た質問に沿って詳しく見ていきます。
Q2. ガラス清掃や壁の拭き上げ、手すり・ベッド周りの消毒はどうなりますか?
そこは人が担当します。清掃ロボットが受け持つのは床面だけです。
ただ、ヒアリングでお伝えしたのは「床だけでもロボットに任せられれば、大幅に楽になる」ということでした。介護施設の廊下や共用スペースは床面積が広く、毎日のモップ掛け・掃除機掛けは時間も体力も奪います。ここをロボットに任せるだけで、職員は手すりやベッド周りの消毒といった「人にしかできない清掃」と、本来の介護業務に集中できるようになります。
床の仕上がりについては、導入先の某病院から「人より隅々まで丁寧で、ムラがなく、毎日同じクオリティ」という声をいただいています。任せられる範囲は床だけでも、その床に関しては品質面でも安心して任せられます。

例えるなら、家事の分担と同じです。掃除機がけはロボットに任せて、棚の上のほこり取りは人がやる。それだけでも毎日はずいぶん楽になりますよね。
Q3. 日中は利用者がいて危ない。夜間に動かしたいが、音はうるさくない?
介護施設ならではの、とても大切なご質問です。歩行が不安定な利用者の方がいる日中の稼働は避けたい、かといって夜間の運転音で入居者の睡眠を妨げたくない——というご心配でした。
運用は、ご指摘のとおり夜間や無人の時間帯の稼働が基本です。TakaLabotのロボットは24時間の夜間無人稼働に対応しており、導入先の某病院でも18時から夜中にかけての運転など、人のいない時間帯を中心に使われています。
音については「拭き上げモードや除塵モードでの運転なら、音はほとんど出ない」というのがヒアリングでお伝えした評価です。音の感じ方は建物の構造や環境によっても変わりますので、気になる場合は導入前に実機でのご確認をご相談ください。
Q4. 費用はどのくらい? 介護施設にはどの機種が合いますか?
TakaLabotの清掃ロボットは、購入ではなく月額レンタルのみでのご提供です。初期費用は不要で、メンテナンスや消耗品の費用も月額に含まれます(契約は最短6ヶ月から)。
- OMNI:月額9,800円〜(税別)。小型モデル。まずはフロア単位で試したい施設に
- KIRA:月額42,000円〜(税別)。中型のバキュームタイプ
- ONE:月額75,000円〜(税別)。長い廊下や広い共用部を持つ施設向けの大型機
どの機種が合うかは、床面積や廊下の形状、フロア数によって変わります。外部の清掃委託と比べてどちらが安いのかは、こちらの記事で詳しく試算しています。
→ 外部清掃委託とロボット導入、どちらが安い?介護施設のコスト比較
Q5. 実際に効果は出ていますか?
TakaLabotの清掃ロボットは、これまでに5つの現場で導入いただいています。某病院では、それまで2名が1日がかり、さらに3人目が半日かけていた清掃のうち半日作業がまるごと不要になり、週24時間分の人件費を削減できました。長い廊下を抱える某大学では、人員1名分・月約15万円のコスト削減につながっています。
介護施設で導入するとスタッフの配置や時間の使い方がどう変わるかは、こちらの記事で紹介しています。
→ 「介護の時間が増えた」清掃ロボット導入で介護施設のスタッフ配置が変わる
Q6. 導入までに、施設側では何を準備すればいいですか?
準備といえるものは、実は3つだけです。①「一番きれいにしておきたい場所」の優先順位、②ロボットを動かしたい時間帯(夜間か日中か)、③日々のスタート・ストップを担当する窓口の方。この3つが決まっていれば、あとの現地確認・清掃ルートの設計・初期講習はすべてTakaLabotが行います。
「機械に詳しい職員がいないから不安」という声もよくいただきますが、日常の操作はスタート・ストップ程度です。導入の流れ全体は導入5ステップの記事で詳しく解説しています。
なお、レンタル契約は最低6ヶ月からなので、「まず半年、フロアを限定して試す」という始め方もできます。効果と現場との相性を確認してから、範囲を広げるかどうかをゆっくり判断してください。
まとめ:現場の本音は「毎日きれいにしておきたい」
ヒアリングの最後に、ケアマネージャーの方はこうおっしゃいました。「毎日綺麗にしておきたいから、ロボットはあった方がいいよね」。人手を補うためだけでなく、清掃品質を毎日同じレベルで保ちたいという現場のニーズにも、清掃ロボットは応えられます。
冒頭の「掃除のために入ったんじゃないのに」という声は、多くの介護現場に共通する本音ではないでしょうか。床の清掃をロボットに任せることは、職員が介護に向き合う時間を取り戻すための、現実的な選択肢のひとつです。
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